お供養品でいただいたモノのエピソード

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お供養品でいただいたモノのエピソード

50歳を過ぎた辺りから / 63歳 男性

50歳を過ぎた辺りから、私の近しい関係にあった人が、次々と亡くなる時期が重なりました。
親族、学生時代からの友人、恩師、恩人と、当たり前のように、私の人生に関ってきた人たちが亡くなっていくのは、私自身の死についても、色々と考えさせられるきっかけとなっているように思います。
葬儀に参列してしばらくした後、お供養品が贈られてきますと、改めて、その方が亡くなったという現実を直視する事となります。そのほとんどが、日用品の類やコーヒーや食用油等といった食品類なのですが、中には変わった物を頂いた事もありました。

例えば、美術センスに長けており、それを一生の趣味にしてきた人がいたのですが、その方が亡くなった時は、オリジナルデザインの置時計をいただきました。
そのデザインが亡くなった方の物だとすぐ気付き、ご遺族の方に連絡を入れ、その事を確かめたのですが、やはりその通りでした。
遺品整理中に、そのデザイン画が見つかり、同じ趣味を持っていた息子さんが、このデザインを生かしたお供養品を作ってみてはどうか、と提案したのだそうです。

そうして届いた置時計は、今も我が家のリビングに飾られています。シンプルなデザインながらも、インテリアとしてとても気に入っており、壊れるまで使い続けるつもりでいます。また、たまにこの時計をぼんやりと眺めながら、何か考え事をするのですが、この癖が付いたのも、この時計が単なる時計ではない、価値がある物だからだと思っています。


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