お供養品でいただいたモノのエピソード

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お供養品でいただいたモノのエピソード

ある年、叔母から、お盆にお供え品をもらいました / 39歳 女性

ある年、叔母から、お盆にお供え品をもらいました。
当時、叔母は仕事で失敗して、お金のやりくりが大変な時だったので、私達家族は「無理しないで。お盆には何もいらないから」と、前から言っていたのです。
が、律儀な叔母は、ちゃんと用意してきたのでした。

袋に、「缶詰」と書いてあったので、フルーツ缶が大好きな叔母にも持たせようと、私は「叔母さん、持っていって」と、言いました。
最初は遠慮していた叔母も、「いいの?自分で持ってきたのに何だけれど、もらっておこうかな。本当に嬉しいわ」と、喜びました。
包装紙を外して箱を空けた途端、叔母と私たちは一瞬黙ってしまいました。
たくさん並んでいる缶の真ん中が、空洞になっていたからです。
「あれ?」「何で?」と、叔母は真っ赤になって謝りました。
「ごめんなさい。実はこれ、人から頂いたものを持ってきたの。『あなたが絶対食べてね』と言われていたのだけれど、包装紙がきれいになっていたから、こんなことになっているなんて思わなくて」それを聞いた母と私は、叔母が可愛くて思わず笑ってしまいました。
勿論、叔母の事情と気持ちは分かっているので、誰も叔母をからかいませんでした。

お盆が来るたび、思い出すエピソードです。

お葬式に出席するとお供養品をいただきます / 41歳 女性

お葬式に出席するとお供養品をいただきます。今までいただいてきたものは、ハンドタオルやお茶漬けセット、炭石鹸などが多かったです。
ほとんどの場合、消耗品です。

以前、お供養品にタオルハンカチをいただいたことがあります。お通夜にも出席して、夫婦で合計4枚のタオルハンカチをいただいたのですが、これがとても役に立ちました。
というのも、最近は普通のハンカチよりもタオルハンカチの方が使い心地が良い、と思うようになったからです。
そのタオルハンカチをいつも使っていたら、お葬式で喪主をされていた方に会い、「あ、そのタオルハンカチ」と言われました。
それで、「あ、そうです、この間のお葬儀の時にいただいたもの、すごく使いやすくて重宝してるんです」と答えると、その喪主だった方がとても喜んでくださいました。
「亡くなった夫もきっと喜んでいると思うわ」とまで言ってくださいました。

お供養品って、ただの粗品ではないと思います。亡くなった方のご家族が、お葬儀に来てくれた人のためにと選んでくれたギフトなのです。
そう考えると、大事に使わないといけないなと、改めて思いました。


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